気ままに創作。

その時気になったドラマ、小説、アニメ等の創作小説を書いていくブログです。や、ほんと初心者です。皆さんの素晴らしブログの数々に勉強させていただく毎日。当然のことですが、upした作品は公式の物とは全く関係ありません。今後も生温かく見守って頂ければ幸いです。

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2024/04/28 (Sun)

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インディゴ小説１作目（憂+晶）

2010/04/03 (Sat) 小説（短編）

つい先日までやってた昼ドラ「インディゴの夜」の
マネージャー・憂夜さんと店長・晶さんのお話。

あの二人のくっつきそうでくっつかない感じに
じたばたしてたのはきっと私だけじゃないと思うんですw

つかず離れず店長の後ろに立って彼女の周囲に
目を配り、守ろうとする憂夜さんにきゅんきゅん（死語）しておりました。

それではどうぞ。

*私はそんなに弱くないから*

インディゴに向かう道すがら聞こえてきたのは
若い恋人同士の別れ話。

『君は強いから俺がいなくても大丈夫』

…なんて。

「…くだらない」

「…店長?」

片手で足りるか足りないかの昔の思い出に苦いため息を
吐くと、そっとハーブティーが差し出された。

いつもの自室兼、事務室。
この部屋に私がいる時にハーブティーの爽やかな香りが
途切れることはあまりない。

「どうぞ。気分を穏やかにさせるブレンドです。
…どうかされましたか」

「憂夜さん…」

人を蕩けさせるほどの容姿を持つこのマネージャーは
包み込むような懐の広さでいつも私の後ろに立ってくれている。
正直ホストクラブ経営初心者の私は、彼がいないと
日常の仕事も覚束ない。

「ねぇ、憂夜さん。私って強く見える？」

ゆらゆらと湯気を立てている最近のイライラ解消アイテム。

少しずつ啜りながらふと尋ねれば、軽く目を見開いて見つめられた。