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その時気になった ドラマ、小説、アニメ等の 創作小説を書いていくブログです。 や、ほんと初心者です。 皆さんの素晴らしブログの数々に 勉強させていただく毎日。 当然のことですが、upした作品は 公式の物とは全く関係ありません。 今後も生温かく見守って頂ければ幸いです。
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GW明けの木曜日。職場のたまった郵便物をチェックしていたら【エルドラド】と印字された封筒を見つけてしまって,真剣に吹いたさえこでございます。
こんばんは。
:+.(・∀・).+:。
 
正確には【エル・ドラド】だったんですけどね。まさか地元にあったとは…
(* ̄□ ̄*;
きっと、薔薇を胸ぽっけに刺した№1が出迎えてくれるのに違いない・・・!!
(目を覚ませ)
 
さてさて。今日はリク作品を一本up。
空也さんってほんの少しヤキモチ焼きさんだよねってお話です。

それでは。
<続きを読む>からご覧下さい♪

Merry-Go-Round
(空&晶)

『また…何か無茶な事をしようとなさっているんじゃ無いでしょうね?』

あの時、そう声をかけてしまった俺の直感は、当たっていたらしい。

(当たって欲しくなど無かったのに)

「ごめん…やっぱり怒ってる?」

開店前のエルドラドでソファに腰掛けるクラブ・インディゴのオーナーは、叱られている子供の様に肩を竦め、此方を窺っている。

「怒られる様な心当たりでも?」
「だって…」

艶の有る漆黒のテーブルの上に置かれているのは、つい先日まで俺が身に付けていた物。

『あまり心配させないで下さい』

あの時点ではインディゴの買収話が持ち上がっただけだった。

それなのに過剰反応をしてしまった自分を誤魔化すように。

─── 胸に芽生え始めた想いを託すように。

彼女の首に付けた筈のネックレスのトップは今、無残に中央を何かに刺し貫かれていた。

(起爆装置の基盤…か?)

「あまり心配させないで下さい、とお伝えしましたよね?僕は」

事件の顛末は憂夜さんから聞いていた。

『お前が店長に渡した物のお陰で彼女は助かった。礼を言う』

あえて、何をとは言わなかったのは彼にも複雑な感情が有ったからだろう。

どちらにしろ、一瞬血の気が引いた。

「不可抗力、って言葉は……使えない、よね?」
「よくお分かりでいらっしゃる」

(爆弾の有ると分かっている部屋に憂夜さんと二人で乗り込んだ?)

憂夜さんなら身を呈して彼女を守る。
そんな事は分かっているが問題じゃない。

「晶さん」

直接、苗字ではなく彼女の名前で呼びかけたのは恐らく初めて。

「はい‥‥」

─── 違う。
怖がらせたい訳じゃない。

思ったより固くなってしまった声を、今度は意識して柔かく舌に乗せる。

「僕は…本当に心配したんですよ?」

『マジで店長が死んじまったのかと思って焦りましたよ、オレ!!』

事件の日の夜遅くにかかってきたジョン太からの電話が頭を過る。

生命力の塊のような彼女にだって誰にだって当然のように訪れるモノ。

(失いたくない。失えない、と思ったばかりなのに)

出会ったばかりの頃は自ら危険に踏みこんで行く性格を好もしく思い、手を貸しもした。

(だが今は、とてもそうは言っていられない)

「うん……ごめん、空也」

しおらしく謝ったところで彼女は大切な人間の為なら動くんだろう。

もう隠そうとも思えなくなった溜息に彼女の肩が、ぴくりと震えた。

「空也…?」

「貴方が動く時は必ず誰かを連れて下さい。憂夜さんでもインディゴの誰かでも……できれば僕を」

降参だ、という風に肩を竦めると彼女の顔に微かに笑みが浮かぶ。

(本当に参っているな───)

微笑み一つでささくれ立った心が癒されるなんて、まるで初めて恋を覚えた学生の様に。

「№1ホストのアンタを?それは随分と高く付きそうね」

「お代は今後もこれ一つで結構ですよ?」

緩く巻いてある髪にそっと唇を寄せる。

「場所は・・・・・・限定しないでおきましょうか」

先に惚れたのは俺。

でも先に惚れた方が負け、かどうかは

───まだ、分からない。


***********
臨戦モード空也さま。
本気にさせたら怖いですねw
でもきっとエルドラドの
ホストさん達にとっては
なれたものだと思います。
だって、いつもお店で
いちゃいちゃ(店長無自覚)
してそう。
「心配かけさせないで下さい」
発言の後日談とのリクだったので
想いっきり嫉妬して頂きましたw
お代はそのうち、ちゅーじゃ
すまなくなるにこっそり一票。

リクして頂いた、きんちゃん様に
捧げます。:+.(・∀・).+:。

それでは。最後まで読んで
頂いてありがとうざいました。
<m(__)m>

2010.5.7
-さえこー

 

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